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DEXのビットコイントレーダーはプットオプションで下落に備えている | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
大手分散型オンチェーンプラットフォームのDerive.xyzにおけるビットコイン(BTC)オプションの取引量は、トレーダーが今後数週間の価格変動の下落に備えていることを示している。
Deriveが公開したデータによると、6月30日時点で、プラットフォーム全体のBTCオプションの未決済建玉の20%(約5400万ドル、約78億3000万円超)が、7月11日満期のプットオプション(行使価格8万5000ドル、10万ドル、10万6000ドル)に集中していた。
Deriveの創設者であるニック・フォースター(Nick Forster)氏はCoinDeskに対し、「これはトレーダーが潜在的な下落、つまり、マクロ経済の不確実性や最近の上昇後の利益確定に備えようとしていることを示唆している」と述べている。
プットオプションは、保有者にBTCなどの原資産を、特定の将来の日付までに、あらかじめ決められた価格で売却する権利を与える。プットオプションの買い手は、市場に対して暗黙的に弱気であり、原資産価格の潜在的な下落をヘッジしたり、そこから利益を得ようとしたりしている。未決済のオプションとは、ある時点で有効なオプション契約数のドル換算値を指す。
フォースター氏は、プットオプションが過去24時間の取引量の70%以上を占めており、「BTCトレーダーが守勢に回っている」ことを示していると付け加えた。
この弱気の流れは、中央集権型暗号資産(仮想通貨)オプション大手のデリビット(Deribit)の動向とは逆だ。デリビットでは、トレーダーが7月満期のプットオプションを放棄し、上昇志向のコールオプションを買い戻していた。この調整は、BTC価格が先週7%以上上昇し、10万ドル未満の水準から力強い反発を見せた際に発生した。
デリビットはXで、「不要になった10万ドル以下のプットオプションの売りと、10万8000ドルから11万5000ドル以上のコールオプションの買い戻しが見られた。市場環境が落ち着いていることと、7月4日(独立記念日)からの連休が迫っていることから、ディーラーへの在庫売却が増加した」と述べている。
DEXトレーダーはETHには楽観的
Deriveのトレーダーはイーサリアムについて強気の見方を示しており、未決済ポジションの約30%が行使価格2900ドルのコールオプションに集中し、さらに10%が3200ドルのコールオプションに集中している。
「このポジションは、カンヌで開催されるETHCC(イーサリアム・カンファレンス・カンヌ)への期待が背景にあるようだ。このイベントは歴史的に製品発表やエコシステムの発展と関連している。トレーダーたちは、上昇モメンタムを後押しする要因を期待しているのだろう」とフォスター氏は指摘した。
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