メタプラネットは日本版ストラテジー、「買い」格付けでカバレッジ開始：ベンチマーク | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• ベンチマークはメタプラネットのカバレッジを開始し、「買い」格付けと2400円の目標株価を設定。
• メタプラネットはマイケル・セイラー氏のストラテジーの日本版だと、アナリストのマーク・パーマー氏は述べた。
• メタプラネット株は過去12カ月間で、他の全ての日本株を上回るパフォーマンスを示したと、ベンチマークは指摘。

ベンチマーク（Benchmark）のアナリスト、マーク・パーマー（Mark Palmer）氏はメタプラネット（Metaplanet）のカバレッジを開始し、「買い」格付けと2400円の目標株価を設定。メタプラネットの積極的なビットコイン（BTC）取得戦略を理由に、同社を「日本版マイクロストラテジー」と評した。

これは、前日の終値1650円から約50%の上昇となることを意味する。メタプラネット株のADRは米国で「MTPLF」のティッカーシンボルで取引されており、27日に10.36ドルで取引を終えた。

2027年までに21万BTC、あるいは総供給量の1%の蓄積を目指すメタプラネットの「超越した蓄積」戦略は、ボラティリティを活かした独自の資金調達計画によって支えられていると、パーマー氏は述べた。

メタプラネットが最近発表した「555 million plan（5億5500万計画）」では、5億5500万株の行使価額修正条項付新株予約権（MSワラント）を発行し、6～10カ月で770億円を調達することで、ビットコインのさらなる購入を促進すると、パーマー氏は付け加えた。

かつては小規模なホテル運営会社だったメタプラネットは、2024年4月に事業転換し、日本初の上場ビットコイン・トレジャリー企業となった。同社は、暗号資産の直接保有において税制上の障害に直面している日本の投資家向けに、レバレッジをかけた投資機会を提供している。同社の株価はその後、驚異的な7742%のリターンを達成し、他の全ての日本株を10倍上回るパフォーマンスを示している。

メタプラネットは純資産価値（NAV）の5.12倍のプレミアムで取引されているが、パーマー氏は、この評価額はビットコインの爆発的な成長によって正当化されると述べた。同社は2024年第3四半期以降、ビットコイン保有量を8655%増加させているのに対し、希薄化後株式数は263%増加している。

メタプラネット株は東京の夜間取引で11%上昇し、1650円で取引を終えた。